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シスコ、IoT(Internet of Things)関連の調査結果を発表

シスコ、IoT(Internet of Things)関連の調査結果を発表
2017年5月23日
IoTプロジェクトの40%は概念実証で、成功は26%に過ぎず
IT部門とビジネス部門の連携が重要と示唆
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シスコ、IoT(Internet of Things)関連の調査結果を発表

May 23, 2017
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IoTプロジェクトの40%は概念実証で、成功は26%に過ぎず
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部門とビジネス部門の連携が重要と示唆

米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)は、本日IoT(Internet of Things)関連の調査結果を、ロンドンで開かれた「 IoT World Forum (IoTWF)」で発表しました。調査結果によれば、IoTの本格的な実現に向けてますます弾みが付く一方で、IoTの取り組みの40%が概念実証(PoC)の段階で行き詰っており、取り組みが完全に成功したと考えている企業は全体の26%に過ぎないことが明らかになっています。また、完了したプロジェクトの3分の1が成功とは捉えられていないという、さらに否定的な結果も示されています。

米調査会社IDCは、世界のIoTのエンドポイント(端末)の数は、インストールベースで2016年末時点の149億台から、2025年には820億台以上に増加すると予測しています。このペースで行くと、IoTは遠からずインターネットと同様に、なくてはならない存在になると考えられます。

この結果について、シスコ、IoT&アプリケーション グループ担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、ローワン・トロロープ(Rowan Trollope)は次のように述べています。「努力が足りなかったためではありません。しかしもっと多くのプロジェクトを、検証段階を超えて確実に成功させるために、私たちにできることが数多くあります。ロンドンではそのことを皆さんにお伝えしていくつもりです」

シスコはこの調査結果を「 IoT World Forum (IoTWF)」の会場で発表しました。このイベントは、優れた頭脳と高い意欲を持ってIoTの普及加速に取り組むリーダー達を招いて、シスコが毎年開催しているものです。調査は米国、英国、インドの3カ国で、製造業、地方公共団体、小売/ホスピタリティ/スポーツ、エネルギー(電力/石油&ガス)、運輸、医療など、幅広い業界にわたるITとビジネスの意思決定者1,845人を対象に実施されました。回答者はいずれも1つ以上のIoTプロジェクト全体の戦略や方向性の策定に携わった経験を有しており、IoTプロジェクトの成功と合わせて、進行を左右する問題点についての洞察を得ることを目的に行われました。

主な調査結果

1. 人為的要素の重要性:  IoTは一見、すべてがテクノロジーにかかっているように思われるものの、文化や組織、リーダーシップといった人為的要素も重要な意味を持っています。事実、成功のための要素として回答者に最も多く挙げられた4つの要素のうち3つまでが、人や人間関係に関わるものでした。

  • IoTプロジェクトの成功のための重要な要素として、最も多く挙げられたのが「IT部門とビジネス部門との連携 」で、全体の54%が選択しています。
  • トップダウンのリーダーシップや経営幹部が支援を行うことによって生まれる「テクノロジー重視の文化」が2番目に多く、回答者の49%が選択しています。
  •  回答者の48%が、社内もしくは外部とのパートナーシップと通じた「IoTの専門的ノウハウ」を重要な要素として挙げています。

さらに、IoTの取組みで最も成功を収めた組織は、エコシステム パートナーシップを最も幅広く活用していることが明らかになっています。これらの企業では戦略の立案から展開後のデータ分析に至るまで、プロジェクトのあらゆる段階でパートナーを利用しています。

IT部門とビジネス部門の連携が重要であることは、いずれの意思決定者も強く同意しているものの、いくつかの興味深い差が浮かび上がりました。

  • IT部門の意思決定者はテクノロジー、組織文化、専門知識、ベンダーをより重要な要素として挙げています。
  • ビジネス部門の意思決定者は、戦略、ビジネスケース、プロセス、マイルストーンに最も重点を置いています。
  •  IT部門のリーダーはIoTへの取り組みを成功ととらえる傾向が強く、回答者の35%が完了したプロジェクトを成功と考えている一方、ビジネス部門のリーダーのうち、完了したプロジェクトを成功ととらえている回答者は15%に過ぎませんでした。

2. 独りよがりにならないこと: 回答者の60%が「IoTプロジェクトは計画段階では良さそうに見えても、結局、誰も予想しなかったような困難が生じることが多い」点を強調しています。導入のあらゆる段階を通じた課題として最も多く挙げられたのは、「完了までの時間」、「社内の専門知識が限られていること」、「データの質」、「チームの一体化」、「予算超過」の5つでした。今回の調査で、最も成功を収めている組織は、プロジェクトのあらゆる段階でIoTパートナーエコシステムが関わっており、プロセスを通じて強力なパートナーシップを構築することで、ラーニングカーブを問題なく高めていけることを示唆しています。

3. 利益に結び付ける: 成功のために重要な要素を一本化すれば、企業にはスマートデータのインサイトで予期せぬ利益が得られる体制が整います。

全体の73%が、完了したIoTプロジェクトで得たデータをビジネスの向上に活用していると回答しています。世界全体では、IoTの最大のメリットとして、「顧客満足の改善」(70%)、「業務効率化」(67%)、「製品やサービスの質の向上」(66%)の順に多く挙げられました。さらに予想外のメリットとして、最も多く挙げられたのが「利益率の改善」(39%)でした。

4. 失敗から学ぶ: こうしたIoTプロジェクトの取り組みは、予想外のメリットをもたらしています。回答者の64%が、「行き詰った、または失敗したIoTプロジェクトから学んだことが、組織としてIoTへの投資を加速していくために役立っている」ことに同意しています。

さまざまな困難はあるものの、今回の調査では回答者の多くがIoTの今後について楽観的な見通しを示しています。IoTは依然として進化の初期段階にあり、トレンドの勢いは収まることなく、すべてが追い風になっていることが示されました。回答者の64%が、現在はまだほんの始まりに過ぎず、IoTテクノロジーがビジネスにもたらす利益を探っている段階にあると確信しています。

Internet of Things World Forum IoTWF)について
Internet of Things World Forum(IoTWE)はシスコが主催する参加者限定のイベントで、IoTの普及拡大や取り組みの活性化を目的とした一流のソートリーダーフォーラムとして幅広く知られています。産官学の各界関係者やイノベーターにとって、業界のリーダーが一堂に会して親交を深め、協力関係を築いて、IoTが直面する課題の解決に協調してあたる貴重な場として認知されています。

IoTWEは過去、バルセロナ、シカゴ、ドバイで開催され、2017年は欧州地域で最も急速にIT資産が拡大しているロンドンに場所を移して行われました。今年のIoTWEではIoTがビジネスやテクノロジー、社会に与える影響を詳細に検討し、世界中がIoTへと向かう中で企業がどのようなことに優先的に取り組むべきなのかを明確に見定め、企業が直面する課題を明らかにしていく予定です。

IoTWFは各界のソートリーダーが集まるユニークなイベントで、オープンなディスカッションを通じて柔軟性や拡張性、セキュリティ、可用性、接続性など、あらゆる側面からIoTに関するベストプラクティスを共有し、個人や企業、政府機関がそれぞれの立場からIoTの導入や最適化を加速させることによって、効率性や経済価値、生活の質を劇的に高めて行こうとするものです。

コメント

シスコ、エンタープライズ ソリューション マーケティング担当バイスプレジデント、インバー・ラッサーラーブ(Inbar Lasser-Raab)
「IoTに関連する新たなイノベーションが毎日のように生まれています。私たちはこれまで考えてもみなかったようなモノをつなぐことで、信じられないような新たな価値を業界にもたらしています。しかしそうしたチャンスのほとんどは、他のベンダーとパートナーシップを組み、単にモノをつなぐだけでなく、データを共有するソリューションを生み出すところから生まれています。こうして共有されたデータをベースにさまざまな業界がネットワークでつながり、インサイトを共有することで企業や社会にとって多大な利益がもたらされます。単独で問題を解決できる企業などないからです」

関連リソース

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**当資料は、2017年5月23日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。
URL: https://newsroom.cisco.com/press-release-content?type=webcontent&articleId=1847422

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